積読消化録

およそ10年で溜まりに溜まった積読本消化を記録していくブログです。

最初に 1

 はじめまして、aturamと申します。ブログは初めてなので最初の記事とはどのようなことを書いていけばいいのかわからないのですが、とりあえず簡単な自己紹介と、ブログを始めようと思い立ったきっかけを書いていこうと思います。

 

 私は当年取って27歳、地方の中小企業で事務職として働いています。小中高と大学、そして就職も地元の企業へ入社し、つまり一貫して地元を離れて暮らした経験がありません。実家暮らしで独身のいわゆるパラサイトシングルというやつです。その割に周囲に気の置けない友人も特にいないので、趣味は一人で楽しむものばかりです。

 その趣味の一つが読書です。小学校の頃から、小説だの学術本だの何かしら本を読んで来ていて、世の読書家の人たちとは比べるべくもないとは思いますが、それでも自分は読書家だとはっきり自認することができていました。

 

 高校卒業までは。

 

 というのも、人生で一番暇であろう大学に入った頃から、私はぱったりと本を読まなくなったのです。高校までは、部活やら学校の課題やらに時間を奪われながらも、2,3日に1冊ぐらいのペースで本を読んでいたはずが、まとまった時間を確保できるようになってからはむしろ1ヶ月に1,2冊程度と、明らかに読み込む冊数は激減していました。

 原因は大学に入ってから整備されたネット環境が大きいと思います。入学と同時に初めて個人用のノートPCを手に入れ、大学で授業やバイト、たまのサークル活動を行う以外は、大概ネットサーフィンをして無為に時間を潰していました。今思うと時間の浪費以外の何者でもなく、タイムスリップできたら過去の自分からノートPCを取り上げて、逆方向に折り曲げてやろうと思うぐらいです。

 この大学に入ってからの堕落っぷりは、大学卒業後、社会人となってからも続きます。ただ、社会人になってからは、勤務時間が朝六時から夜七,八時ぐらいまでという経験のない忙しさで読書の時間が取れないという理由も大きいと思います。

 

 ぐだぐだと書いていますが、要は私は読書への情熱を失くしていたのです。忙しかろうがなんだろうが、本を読むことに情熱・執着があれば、時間を見つけて読書の時間に当てているはずなのです。

 そのくせ私は、本を読むつもりもないのに、もう一つ困った行動にも出ていました。

 

 本屋へ出向き、表紙を見て面白そうだと思えば、さっさとその本を買ってしまい、そしてそれだけで満足して肝心の本は読まないという、無駄としか言いようのない行動に出ていたのです。いわゆる積読というやつです。

 

 大学からこの傾向はあったのですが、社会人になってからその傾向は悪化しました。友人のいない独身実家ぐらしともなれば、金はそれなりに好き本題に使えるのです。一度本屋に行けば最低でも一冊はなにかしら購入してしまう有様で、いまでもその状態は変わっていません。

 おかげで(?)現在の積読冊数はおそらく500冊ほどに達しています。世の中には1000冊、2000冊、あるいはそれ以上と、ぶっ飛んだ積読冊数を誇る方々もいるようですが、私もおそらくやや病的な量なんじゃないかと感じる次第です。

 

 つらつら書いてきているうちに少々長くなりました。眠くなってきたのでここまででとりあえず一旦区切ろうと思います。続きは2つ目の記事で。